2024年08月19日
JAゆうき青森天間林営農センターで、夏秋トマトの出荷が始まっている。今年は、春先に好天が続き生育が順調だったことから、例年より1週間ほど早く収穫シーズンを迎えた。328トンの出荷量を見込み、販売金額1億100万円を計画している。出荷ピークを前にJAは12日、出荷説明会を開き、出荷基準の統一化を図った。
同JA野菜振興会トマト部会では、七戸町天間林地区の生産者28人が、大玉で酸味と甘みのバランスが良い「りんか409」を約4.1ヘクタールで栽培している。出荷最盛期は8月中旬。ピーク時には1日に2000ケース(1ケース4㎏)ほど選果作業を行っている。
昨年は、出荷ピーク時の猛暑により、着果不良や軟果などの被害が多発し出荷量が激減。今年も高温が予想されており、気温に応じた対策が重要になっている。
出荷説明会には、生産者や市場関係者ら24人が参加。同振興会トマト部会の西野盛孝部会長は「高温対策をしっかりと行い、天候に左右されない力強い産地を目指していきましょう」とあいさつした。JA全農あおもりやさいパッケージセンターの澤田勇生調査役は、「気温が高く色が回りやすい。着色を意識した出荷をお願いするとともに、終盤でも量が取れるように管理してほしい」と呼び掛けた。