地球に優しいペレットストーブで暖まろう

写真:地球に優しいペレットストーブで暖まろう

原油価格の高騰や環境意識の高まりから、暖房器具の化石燃料への依存を少しでも減らそうと、再生可能な木質エネルギーが世界的に脚光を浴びています。なかでも注目されているのが、木質ペレットを燃料とするペレットストーブです。
          取材協力:一般社団法人 日本木質ペレット協会
                    http://www.w-pellet.org

ペレットストーブが地球に優しい理由

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今、実用性と環境性能の面から注目されているのが、燃料に木質ペレットを使うペレットストーブです。木質ペレットは、森林育成過程で生じる間伐材や製材工場などから発生する樹皮、のこくず、端材などの再生可能な資源で作られています。

素材を乾燥させ、小さな円筒状に成型加工してあるため、石油や薪(まき)に比べ、取り扱いが容易で、薪や木質チップなどに比べて着火性に優れ、大きな発熱量が得られるのが特徴です。

また、燃やすときに出るCO2(二酸化炭素)は、樹木が成長するときに吸収したCO2だけなので、大気中のCO2を増加させることはありません。さらに、製造時に破砕・乾燥・圧縮の過程で相当なエネルギーを消費しますが、CO2排出量は化石燃料(灯油)の5分の1、電気の10分の1と少なく、地球環境に優しいのがメリットです。


従来の暖房器具とここが違う

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ペレットストーブは、同じく木材を使う薪ストーブと比べて着火しやすく、効率よく燃焼するため灰が少なく、灰の除去が楽です。また、灯油を使うファンヒーターなどの場合、窓際の結露が悩みの種ですが、木質ペレットは燃焼時に水分が出ないので、結露もありません。

1シーズンの木質ペレットの必要量は、気候やストーブの使い方によって変わりますが、寒冷地では10kg入りの袋を100〜200袋前後といわれています。一般的な燃料消費量は、およそ1〜2kg/時。ランニングコストが高いと思われがちですが、熱量当たりの単価(表参照)で比較すると、電気や灯油、都市ガスよりも低コストです。

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ペレットストーブの種類と設置について

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ペレットストーブには、温風が出るファンヒータータイプと、ストーブ本体が発熱する自然対流タイプの2種類があります。使用する部屋の大きさに合わせて選びますが、メーカーでは機種ごとに目安となる畳数や燃料消費量(kg/時)を仕様表に記載しているので、参考にしましょう。設置する際は火災予防条例に従い、壁に直径12〜13cmの排気筒を設けます。設置工事費は7万〜30万円前後。床にタイルを張る必要はありませんが、灰を除去するときの汚れ対策にタイルを張るケースもあります。

ペレットストーブの本体価格はおよそ20万〜百数十万円と石油、ガスなどを使う従来の暖房器具と比べると高額ですが、市町村によっては購入補助金が出る場合もあります。

また、林野庁(http://www.rinya.maff.go.jp/)が木質ペレットストーブ購入時に価格の10%程度のポイントを還元する「木材利用ポイント事業」(2013年7月から申請受け付け中)を実施しているので、上手に利用すれば購入価格の負担が軽くなります。メンテナンスを欠かさず長持ちさせれば、ランニングコストが低い分、地球に優しいだけでなく、経済的にも高いコストパフォーマンスを発揮しそうです。

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